ひどい便秘は病気の可能性も

手に負えないくらいの頑固な便秘の子供は、ただの便秘ではなく、病気が潜んでいる可能性もあります。

子供の頑固な便秘に潜む病気の代表的なものが「ヒルシュプルング病」です。

ヒルシュプルング病は、大腸などの消化器系の壁にある神経細胞が、先天的に欠如しており、ぜん動運動が起こらず、頑固な慢性の便秘を引き起こし、大腸が拡張してしまう病気です。

生まれてすぐの子供では、胎便の排泄が遅れることで、気づくことがあります。

ほとんどの場合、新生児のうちに発見される病気ですが、稀に、幼児で見つかることもあります。

ヒルシュプルング病の特徴的な症状は、おなかが非常に張ることです

大腸が拡張してしまうため、おならもたまってしまうためです。

ヒルシュプルング病は、大腸の一部の神経が欠如している場合がほとんどですが、中には、大腸全部の神経が欠如している場合もあります。

治療は、手術をして、神経細胞のない部分を取り除くほかありません。

他に、子供の頑固な便秘から考えられる病気には、腸の一部に閉塞(狭くなってしまった部分)ができたため、便が通過しにくくなり、便秘を引き起こしてしまっている腸閉塞や先天的に、肛門の穴が小さいため、便が出にくくなる「肛門狭窄」、 先天的に甲状腺の機能が低下していて、便秘になってしまう「甲状腺機能低下症」などがあります。

いずれにしても、手に負えないほどの頑固な便秘の場合、何とかして出そうとすると、肛門が切れて、痔になってしまうこともあります。

小児科を受診し、医師と相談の上、対処するようにしたほうがいいでしょう。